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バンドを一生懸命やっていた頃は、不定期的にネットに文章を書くということをしていました。一応今度アルバムを出す(はずな)のでバンドマンとしてのキャリアが終了したわけではないのですが、活動のスタイルを変更したので以前と同じノリで文章を書くのはキツいなと思い、新たにブログを開設しました。やはり文章を書くことが結構好きですし、自分にとっては精神衛生に良いと思ってます。かなり不定期的に更新していきます。

 

何行か前にアルバムを出すと書きました。おれは学生の頃からメタルバンドをやっているんですが、その活動の区切りとなる作品を2年くらいかけて作ったんですね。最初は自主でリリースしようと思って作り始めたんですが、7割くらいできてきたところでこれはちゃんと海外レーベルから出そうと思い始めました(メタルみたいな音楽は海外から出すのが圧倒的に有利だと思っています、個人的に)。客観的に見てもかなり良い作品だと思えるのと、自主で出すのとレーベルから出すのでは話題性がかなり変わってくると感じたからなんですが、いざ動きだしてみるとなかなか契約までこぎつけられない。格的に同じくらいのバンドが海外レーベルと契約してる前例をいくつか見ていたので割と楽観視していたのですが、正直全然ダメですね。年内にリリース目標なのですが、どんどんレーベルのランクを下げているという状況です。さて、どうなるか。

 

つい2,3日前にKanyeの新譜がリリースされたけれど、正直おれはそんなにノレず、そのあとに出たLitttle Simzの方が好きでした。でも新譜が出てもそればっかり聴くみたいな感じでもなくて、KOCの行き帰りの電車の中ではDudu PukwanaのBlack Horseというアルバムをほぼずっと聴いていました。これは最近知った作品で、すごく好きな音楽です。あとMIKEの新譜も好きでした。さっきWestside Gunnの新譜が出てると知ったのでそれも楽しみ。あとArchspireの新譜から一曲公開されていて、それもよかったです。現行のメタルバンドでは一番好きです。今は音楽がたくさん聴ける/聴きたいフェーズに入っていて、こういう時にガっと聴いておくことが割と大事だと思ってます。なんでもそうだけど、新しいものを摂取するのって体力がいるので、初接触できるときに色々触れておくと後々いいですよね。苦しみを通過しないと得られない快楽は必ずあるので、難しい映画でも本でもとりあえず一回摂取するようにしてます。

 

最近は北野武の純、文学という短編集と、漱石夢十夜が入った短編集と、キルケゴール死に至る病を引っ張り出してきて代わり番こに読んでいます。北野武のは、やってること自体の面白さはありつつも、ちょっと寒いなぁと思ってしまう瞬間が結構あり、読み切るのどうしようかなぁと思っています。漱石は好きなので楽しいんですが、短編だとどうしても物足りなさがあります。漱石は文体の美しさと人の仕草の描写がすごく好きで、とりあえず全作品読んでおきたいために一応読み切る予定ではあります。漱石は評論も入れて12冊くらい読みました。でもまだ5,6冊あったと思います。すごい。キルケゴールはちょっとしんどいかも知れない。正直、言ってることは知識として知ってるので、言い回しのダルさに耐えるのが厳しいです。この前までは浅田彰の構造と力を読んでいたんですが、これは難しくて諦めました。哲学の本で読んでいて一番楽しいのは永井均です。永井均は一般書もたくさん書いているんだけど、それは読みやすいし内容も強度があるのでみんな読んでほしいです。おすすめは倫理とは何か、です。