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おとといファイザーの2回目を打ちました。かなり構えていましたが、ちょっと重めの風邪程度の副反応で済んだようで、熱さましを飲んで寝ていたら終わってしまったみたいです。横になっている間にU-Nextでションベン・ライダーを観ました。その前は台風クラブを観ていました。台風クラブは無論、大雨という降ってくる水の中での狂乱だけど、ションベンの方は流れる水、あるいは停滞している水の中での命の交換。ブルースというトランスの少女が海に体を浸して経血を海水に溶かすシーン、そういう忘れられないようなカットを1つでも見つけ出せれば、2時間映画を観た価値があったなと思えます。

 

もう頭をドレッドにしてから7年くらい経ちますが、すっかり泳ぐということをしなくなってしまいました。プールの匂いが遠い記憶の場所にあります。入れ墨をすると多くの入浴施設の使用が制限されます。こうして、身体をアートの対象として改造していくことは、社会からの疎外を受けることになりますが(ドレッドに関しては心理的に自ら疎外を作り出しているということです。ドレッドでプールに行くことは何も制限されてないので)、それは水中を通して身体と身体が連続的に重なるような場所から始まるのです。また、水中とは身体の不自由さを楽しむ、ある種脱コード化された場所であり、極めて動物的な空間であるといえます。