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半年以上かけて作った音楽は、人からの評判はともかく自分としては6.5割くらい満足しています。反応こそほとんどないけれど客観的に判断していい音楽だし、自信を持って人に聴かせられます。6.5割が一般的な作り手にとって高いのか低いのかわかりませんが、自分の中ではかなり高いです。実は仕事で作った映像とかで、人にはやたら褒められるけど自分としては納得がいってないというか、恥ずかしいものもあります。そこのギャップを肌感覚としてわかっているので、いくら再生回数が低くても表面的な精神のダメージ以上の何かを食らうということはないです。


ライブハウスとかクラブに行ってプレイすれば、広いネットを漂わせて偶然網にかかるのを待つよりかは人に聴かせるという意味では断然賢いと思います。そしてそれをやるかどうか、実際かなり迷いました。けど、そういうコミュニティに入っていって、近いカルチャーが好きな人同士の中でお互いの作品を評価しあうことに対して、ざっくりとした抵抗感があります。そういうコミュニティ自体に対しての嫌悪感はないのですが、自分がやりたいことから離れていくような気がしています。だからといって誰にも聴かれないのに馬鹿みたいに頑張って音楽を作り続けるほど真面目にもなれません。まだ始まったばかりなので、そんなことは後から考えればいいのですが。